渡辺雄大と支配下契約 ソフトBに育成出身が湧いて出る秘密

公開日: 更新日:

 パ球団の編成担当は嫌みも交えてそうシャッポを脱ぐのだが、ソフトバンクの球団OBによれば、「育成選手を獲得するにあたり、スカウトに徹底されているのは、『一芸』です。大げさに言えば、総合力とかバランスは無視。欠点がいくつあっても、何か一つ光るものがあればいいという方針。甲斐の肩、周東の足がその象徴例です。そういう原石を見つけだす眼力と情報網が、他球団に一目置かれているのは事実」と、証言する。

■「カネがあるから」とひがんでいては…

 そうやって拾い上げた原石を、総工費60億円をかけて16年3月に完成した二、三軍施設「HAWKSベースボールパーク筑後」で鍛え上げる。同施設は、敷地面積7・1ヘクタールに観客席3000席のメイン球場、第2球場、室内練習場、選手寮、クラブハウスが併設され、名実ともに「日本一のファーム施設」と言われている。

 それも、「カネがあってのことだろ」とひがんでいるだけでは、他球団とソフトバンクの差はいつまで経っても縮まらない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした