菅野移籍断念でメジャーの評価急落…21年オフFAは先発豊作

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 交渉の最中、菅野のそんな意思がメジャー球団に知れ渡ったことを裏付けるかのような事象があった。

 3日(日本時間4日)、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が自身のツイッターで、「巨人が1年ごとにオプトアウト(契約破棄条項)を付けた4年契約を提示していた」とつぶやいたとたん、潮目が変わったのだ。

 このつぶやきの直後にメッツ、そしてジャイアンツやレッドソックス、エンゼルスも争奪戦から撤退した。

 つまり菅野には希望球団があって、希望がかなわなかったときの受け皿もすでに用意されている。希望球団とはもちろん自分たちではないし、希望が満たされなければ巨人に戻ると察知したからこそメッツ以下のチームは争奪戦の輪から外れたのだろう。

■モチベーションに疑問符

 菅野は早ければ今季中に海外FA権を取得する。今シーズン終了後に改めてメジャー挑戦を考えると示唆したものの、カネより何より希望球団、何が何でもメジャーリーガーになりたいわけではないというスタンスが、今後に及ぼす影響は計り知れない。

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