菅野移籍断念でメジャーの評価急落…21年オフFAは先発豊作

公開日: 更新日:

 今回のメジャー球団との交渉で、改めてハッキリしたことがある。

 それは菅野智之(31=巨人)には、何が何でもメジャーでプレーしたい意思がない、百歩譲ってあるとしても希薄ということだ。

 野茂英雄は年俸980万円のマイナー契約、エンゼルスの大谷翔平にしても年俸6000万円弱で海を渡った。いま以上にレベルの高いステージで自分の力を試したいというアスリートとしての本能であり、欲があったからだ。

 菅野はしかし、そうじゃなかった。本人が言うように、日本以上に深刻な米国のコロナ禍の影響はあるにせよ、彼にはカネより何より意中の球団があった。ア・リーグのスカウトによれば「優勝争いできるチーム」だそうで、具体的にはドジャースやヤンキースといわれる。要するに菅野にとってはメジャーリーガーになるより、ドジャーブルーやピンストライプのユニホームを着てワールドシリーズ制覇を目指すことが重要だったのだ。

■米記者のツイートで潮目ガラリ

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?