阪神・佐藤輝スランプ深刻でも「代打起用」はかえってマイナス…虎OB投手・福間納氏が指摘

公開日: 更新日:

 3日、巨人との首位攻防戦で逆転勝ちした阪神。歓喜に沸く一方で、優勝するために不可欠な存在である怪物新人・佐藤輝明(22=近大)が深刻なスランプに陥っている。

 4試合連続でスタメン落ちとなったこの日は、六回無死二塁の場面で代打で登場するも、空振り三振。これで28打席連続無安打となった。

 中日戦が雨天中止となった2日には、室内練習場で矢野監督や井上ヘッド、北川打撃コーチが代わる代わるに熱血指導。矢野監督は自らバットを持ち、身ぶり手ぶりでアドバイスを送るなど、首脳陣も不振脱却に必死だが、元阪神投手で評論家の福間納氏がこう言う。

「体のどこかを痛めているというなら話は別だが、今の佐藤の打撃では、スタメンでも代打でも、結果を残すのは難しいでしょう。弱点である高めの速球や、ワンバウンドするくらいの低めの変化球で徹底的に攻められ、スイング時に右脇が大きく開いてしまい、ボールにすら当てられない状態。結果が出ないことで精神的なダメージも大きいはずです。投手心理として、佐藤くらいパワーがある打者がスタメンにいれば、いくら無安打が続いていたとしても『そろそろ打つんじゃないか』と怖さを感じることもあるが、今の佐藤ではそれすらも感じないかもしれません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景