オリックス4番・杉本裕太郎は「社会人発掘メソッド」の“1等宝くじ” 決勝2ランで日本S王手に導く

公開日: 更新日:

 そんな中、オリックスが目を付けた。

 オリックスは下位で社会人を指名し、うまく戦力にしている。近年では14年7位・西野(JR東日本=内野手)、同8位・小田(日本生命=外野手)、17年8位・山足(ホンダ鈴鹿=内野手)らが活躍。今年のドラフトでも6位で横山(セガサミー=投手)、7位で小木田(TDK=投手)を指名した。

「オリックスのスカウトの要職を務める牧田勝吾編成副部長は、日通名古屋から01年11位でプロ入り。00~02年までの3年間は今の育成契約のような形で、主に社会人を契約金ゼロで指名したこともある。一軍でケガ人が出たときなど穴埋めをしてくれる選手がいれば、選手層は厚くなる。レギュラーを取れれば万々歳です。選手にしても、少ないチャンスをものにして、下位指名から這い上がろうというモチベーションも高い。全スカウトが社会人を目を皿のようにして視察しています。杉本は1等の宝くじが当たったようなものですがね」とは、球団OBだ。

*この記事の関連【動画】もご覧いただけます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか