年俸が安くても…ロッテ石川はマイナー覚悟の米球界挑戦、入団時から色褪せない夢

公開日: 更新日:

 まだ諦めていないのだという。10日のCSファイナルステージ第1戦に先発し、7回1失点で負け投手になったロッテ石川歩(33)が、初めてメジャー挑戦の希望を球団に訴えたのは2019年のオフだった。2年連続で開幕投手を務めた昨季終了後、球団からは内々にポスティングによる移籍にゴーサインが出たものの、新型コロナウイルスの感染が拡大。自身もCS前に左ふくらはぎを故障したことから、渡米を断念した。

 12試合に登板して6勝3敗、防御率3.38に終わった今季。6月には右ヒジのクリーニング手術を受けて離脱した。それでも、10勝を挙げて新人王(14年)を獲得した入団1年目からメジャーへの思いは消えていないという。米球界に詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。

「正直、メジャー契約は厳しいかもしれません。ここ数年の成績を見ても奪三振率が低く、防御率も日本人投手の平均値(3.5台)に近い。技巧派で一球一球球筋を変えてくるタイプで、芯を外せるテクニックは持っていますが、球速不足と三振を取れるスプリット系のボールがないのはネックになります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?