「毎日体重チェック」「最悪の事態を想定」…甲子園出場校の涙ぐましいコロナ対策

公開日: 更新日:

「普段から免疫を高めるために栄養バランスを考えて食事を取るように言い続けてきた。健康状態を把握するために毎日体重を測らせてもいます。寮生活だから、外出も一切させておらず、外部の人との接触を禁止。今の3年生はずっとその生活です。甲子園期間中も浮かれることなく、これまで通りの対策を徹底するだけです」

 部内に複数の体調不良者が出たことで開会式リハーサルを欠席した九州国際大付(福岡)と11日に対戦する明徳義塾(高知)は最悪の事態を想定している。佐藤洋部長が言う。

「普段の練習から全てのボトルのキャップに背番号のラベルを貼って、ドリンクの回し飲みをしないようにやってきていた。他にも思いつく限りのことをしていますが、いつ感染するか分かりません。ただ、どんな状況になっても高野連さんが許す限り、辞退だけは避けたい。感染者に責任を感じさせたくない。万が一のために、宿舎には上限人数の35人を置き、入れ替えをできるようにしています。そして(仮に感染者が出た場合は)最初の感染者が戻ってくるまで勝ち続けるしかない、そのつもりでいます」

 これ以上、コロナに泣かされる学校が増えなければいいが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然