高校野球の激戦区千葉で16強! 「光英VERITAS」快進撃の秘密を監督に聞いた

公開日: 更新日:

 各地で開催中の高校野球地方大会。千葉県でじわじわと存在感を強めているのが光英VERITAS高校だ。

 読み方は「コウエイヴェリタス」。16日は古豪・君津商との延長戦を競り勝ち、5回戦に駒を進めた。

 学校名に馴染がない向きも多いだろうが、それもそのはず。同校は1983年に聖徳学園短期大附の女子中高として開校。21年に現在の校名に改称し、共学化したばかり。野球部も創部3年目の新参チームなのだ。

 指揮を執るのは舘野文彦監督(63)。県立柏、東京理科大で投手として活躍し、千葉県の公立校教員として野球部の指導に携わってきた。野田北で県4強、市松戸で県8強、船橋東で県16強に入ったこともある。舘野監督が言う。

■野球部は特待制度なし、グランドは未整備で…

「ちょうど定年になる年に、ヴェリタスからオファーを頂きました。『来年から共学化するから、ウチで教壇に立ちながら野球部の指導を』と。お引き受けすることを決めてからは、新入生の部員集めが大変でした。私も『翌年4月に就職する』という状況で、正式には学校側の人間じゃなかった。野球部は特待制度がなく、グランドは未整備。“ウリ”にできるのがまったくなくて(笑)。中学やクラブチーム回り、『来年からオレと一緒にイチから野球部を作らないか』と声をかけ続けました。中学教員をしている昔の教え子も協力してくれて……」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは