高校野球の激戦区千葉で16強! 「光英VERITAS」快進撃の秘密を監督に聞いた

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 3年生部員は24人。その全員が舘野監督から勧誘を受け、同校への進学を決めたという。野球人口の減少が嘆かれている中、現在の部員数は総勢77人というからすごい。

 野球部は柔軟な活動姿勢を取っている。髪型の自由、練習時間の短縮(19時完全下校)、食トレの廃止がいい例だ。

「公立校の退職が転機でした。野球人口も減っているし、何かを変えないといけない。昔の教え子たちに、何が苦痛だったか聞いたんです。すると、食トレに関する声が多く集まりました。かなりストレスだったみたいで。そこで各家庭に協力してもらう形にしたところ、その方が体重アップにつながっているから驚きです。私は甲子園に行ってみたい。でも、それ以上に子供たちがのびのび野球を楽しんでくれたらいいなと思って指導しています」(舘野監督)

 柔軟な指導方針と今夏の快進撃は部員集めにも好循環を生む。18日の5回戦で東京学館に2-3で敗れて8強入りは逃したものの、激戦区の千葉で今後も新風を巻き起こしそうだ。

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