なぜ巨人は阪神に勝てなくなった? 3年連続負け越し…虎Vなら“A級戦犯”確実の体たらく

公開日: 更新日:

 阪神が優勝したら、最大の功労者は巨人──。

 巨人は25日の首位・阪神戦にエース戸郷を投入したものの、10安打を浴びて今季最多の6失点、今季最短の4回3分の1KOで1-8。今季の対戦成績は4勝13敗1分けとなり、3年連続で阪神戦の負け越しが決定した。巨人は4位に転落した。

 今月10日には、東京ドームで阪神に3タテを食らい、ゲーム差は今季最大の11に広がった。事実上の「終戦記念日」だった。セで最も虎に貯金を献上しているだけに、このまま阪神がゴールテープを切れば、「A級戦犯」は間違いなく巨人である。

 かつて巨人にとって虎は“カモ”だった。2008年から20年まで、13年間も負け越しがなかったのだ。こんなに一方的になってしまったのはなぜか。さる巨人OBがこう言った。

「今季は戸郷が先発した4試合しか勝っていない。現在9勝と成長した山崎伊にしても、4月に3回途中8失点と大炎上して以来、阪神戦の登板は回避している。25日の試合前まで、巨人の阪神戦防御率は4.09、阪神の巨人戦防御率は2.38。投手力の差がはっきり出ている。阪神は巨人から61四球、巨人は阪神から39四球。巨人の投手陣は阪神の2倍近く四球を出して、これがことごとく得点につなげられている。投手のコントロールの差と打者の選球眼の違いも大きい」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  3. 3

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  5. 10

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか