元MLB通訳が徹底解説 生活費や億単位の税金支払い…通訳は選手の口座にアクセスする機会は豊富にある

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 遠征先で食事した際、選手が財布やクレジットカードを持ち合わせていない場合、通訳が支払って、持ち出しになることも少なくないという。

 メジャーリーガーは試合開催地の州で納税する仕組みになっている。今季のドジャースでいえば、本拠地ドジャースタジアムのあるカリフォルニア州以外に17州(ワシントンD.C.とカナダ・トロントを含む)で試合数に応じた納税の義務が生じる。

「1020(テントゥエンティー)といわれる確定申告は年に1度とはいえ、州ごとの納税はメジャーリーガーにとってはかなり面倒なものです。しかも、税率は州ごとに異なり、試合数から税額を計算して納める必要があり、手間がかかるからです。大谷選手が契約するCAAのような大手代理人事務所であれば、ファイナンスチーム(経理担当)が処理すると思われますが、個人で運営する小さな事務所であれば『おまえは通訳だろ。やってくれよ』と丸投げされることもあるでしょう。通訳の主な仕事は選手のコミュニケーションを手助けすることですが、球場外の生活サポートも役割のひとつであるため、球団や代理人からも重宝される存在です」(小島氏)

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