初V京都国際の《正体》と《左腕王国の秘密》…野球部“以外”の男子生徒わずか12人

公開日: 更新日:

 京都国際が3度目の出場にして、初めて深紅の大優勝旗を手にした。

 23日に決勝戦で関東一(東東京)を延長十回タイブレークの末に2-1で破り、京都勢としては1956年の平安(現龍谷大平安)以来、68年ぶりに夏の頂点に立った。

【写真】この記事の関連写真を見る(41枚)

 前身は1947年創立の京都朝鮮中学校。58年学校法人京都韓国学園となり、03年に日本の学校教育法第1条の認可を受け、04年に現在の校名となった。かつては韓国籍の生徒が大半を占めたが、野球部で韓国籍を持つのはレフトの金本祐伍ひとりだけだという。

「全校生徒は約160人(女子87人)で、そのうち野球部員は61人。運動部は硬式テニス部、ダンス部、バスケットボール同好会があるものの、男子生徒の8割強が野球部に所属する、いわば野球に特化した学校です。野球部には中学生のスカウティングを担当するコーチもいて、今夏の甲子園ベンチ入りメンバー20人を見ても、地元京都出身選手は5人。隣県の大阪出身が4人、兵庫出身が2人、滋賀出身が3人で北海道3、福井1、三重1、福岡1と全国から選手を獲得しています」(アマ野球担当記者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ