ダルビッシュが温める大谷封じの分厚い「黒革の手帖」 観察眼だけじゃない“とっておきの武器”

公開日: 更新日:

 日本時間10日の地区シリーズ第4戦でドジャースに大敗したパドレスのシルト監督は、2日後の第5戦へ向け、「金曜日(同12日)の第5戦が楽しみだ。とても面白い試合になるだろう。我々は(第5戦の先発)ユウ・ダルビッシュに自信を持っている。ブルペンも万全の状態だし、素晴らしい先発とブルペンで臨める」と自信を見せた。

 パドレスは地区シリーズ第2戦に先発し、7回1失点で勝利投手になっているダルビッシュ有(38)が、負けたら終わりの最終決戦に先発する。第2戦ではドジャース大谷を完璧に封じた。さる米球界関係者がこう言った。

「最初の打席は1球も同じ球種を投げなかった。2打席目はスプリット、3打席目はカーブを多投して大谷に自分のスイングをさせず、3タコに封じた。研究熱心なダルのこと。5戦目にもつれた時のために、第2戦とは別の配球を考えているのではないか」

 ダルは第2戦後、「球種だけでなくて、足を上げている時間をちょっと変えたりとか工夫した。反応だったり、自分の球に対するスイングとかも見ながら」と大谷対策を明かしていた。そんな鋭い観察眼の他にも、ダルにはとっておきの“武器”がある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  3. 3

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  5. 10

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか