ダルビッシュが温める大谷封じの分厚い「黒革の手帖」 観察眼だけじゃない“とっておきの武器”

公開日: 更新日:

「自身専用のノートというか分厚いファイルです。昨年のWBCの合宿時に、メジャーリーガーの打者の膨大なデータを持ち込み、対戦経験のある選手の特徴や攻略法を侍ジャパンのバッテリーに伝授。ミーティングにも参加して、相手国の分析、対策に大きな成果をもたらし、栗山監督やコーチ、選手を感激させた。かつて同僚だったニック・マルティネス(現レッズ)は『球種を操ることにかけては球界一。他の選手をよく見ているし、彼はいつもセイバーメトリクスをチェックしている』と言っている。ダルはデータを統計学的に客観的に分析し、戦略を考えることに長けている」(同)

 パドレスの同僚マスグローブは「誰よりも映像を見て研究している。とにかく好きでたまらないという感じ」と証言している。

 大谷を通算8打数1安打に抑えているダルの「黒革の手帖」には、ここ一番のために温存している大谷ら、ドジャース打線封じの秘策が記されているともっぱらだ。

  ◇  ◇  ◇

 ダルと大谷の両天才には、「生き方」「考え方」において決定的に異なる点がある。いったいどこがどう違うのか。これまでの発言と選択を紐解いていくと、見えてくるものがある。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  5. 5

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  1. 6

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか

  2. 7

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  3. 8

    “児童ポルノ”で衝撃逮捕!日本サッカー協会・影山技術委員長の素性…「精神的な負担を抱えていた」の声も

  4. 9

    奈良の鹿愛護会が語った現場のリアル…「シカさんをいじめるな!」の裏に横たわっている大問題

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発