高校サッカーで熱中症が話題にならない不思議…だから「走らせる」指導方針は変えません
もちろん、昔のように何時間も走らせることはしません。その代わり、練習の合間に短いダッシュを入れたり、30メートルごとに緩急をつけたり。気温や湿度、選手の疲労度を見ながら、その日に適した内容を選びます。“限界”に挑戦させることもしばしばです。
自主練ではなく、全体練習でやらせることにも意味がある。人の目があるだけで、最後の一本の粘りは変わるものです。
ほかにもメリットは盛りだくさん。投げたり、打ったりする場面では目立てなくても、一生懸命に走ることは誰にだってできます。だからこそ、ベンチ入りの当落線上にいる選手は、それはもう必死になる。その姿が周囲の危機感や競争心を刺激し、チーム全体にも活気が生まれます。
日々の練習でどれだけ妥協せず取り組めるか。その積み重ねが、我々指導者にとっても、メンバー選考の判断材料になることもあります。
そんなことを考えながら、今日も選手を走らせ、酷暑の夏に挑みます。



















