「バカが多いのには理由がある」橘玲著

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 日本の「今」を独自の視点で斬る社会評論集。

 人間は「速い思考=直感」と、直感では解くことができない問題に遭遇したときに使う「遅い思考」を使い分けている。この「遅い思考」が必要な問題を無視したり、あらゆる問題を直感で解こうとするヒトを著者は「バカ」と定義。相対性理論は直感で理解するのは不可能なので、バカは「アインシュタインが間違っている」と独自の理論を唱える。直感は「遅い思考」が苦手な人に「自分が正しいと感じたことだけが正しい」と告げる。ただ、ヒトは生活の99%を「速い思考」だけで済ませているので、ヒトはみんな「バカ=直感思考型」だともいえる。

 本書では、憲法改正論議などの政治から、経済、社会など、世の中のトピックスを「遅い思考」によってじっくりと考える。(集英社 530円+税)

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