「自己責任社会の歩き方」雨宮処凜著

公開日:

 障害者施設の元職員が「障害者は不幸をつくることしかできない」と、19人の障害者を殺害する事件が起きた。実はこの国の多くの人が、「役に立たないと生きてちゃいけない」と思わされていると、著者は指摘する。 東大を卒業して電通に就職した女性でさえ、過労で自殺に追い込まれた。常に120%以上の力で仕事をしなければ「要らない」と言われるのではないかとみんな恐れていて、自分は「守られていない」と感じている。ここに「貧困バッシング」が生まれる下地がある。では、ホームレス支援をしている人が貧困バッシングの罠にはまらないのはどうしてなのか。

 生きるに値する世界をつくる道を探る。(七つ森書館 1500円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  2. 2

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  3. 3

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  4. 4

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  5. 5

    ファン心配…築地「吉野家1号店」営業終了で店長はどこへ

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    ネットで知り合った男女の飼い猫が“ウリ二つ”だったワケ

  8. 8

    妻のがん治療のため売却した愛車が…17年後の家族愛の物語

  9. 9

    狙われる関ジャニ∞…錦戸&大倉“ベッド写真”流出の裏事情

  10. 10

    34万「いいね!」 配達員が92歳女性に示した小さな親切

もっと見る