「路上のX」桐野夏生著

公開日: 更新日:

 叔父宅に居候する高1の真由は、家に居場所がなく、朝帰りを繰り返す。一家が出かけた後に仮眠し、午後から登校。バイトを終えた後は夜の渋谷で時間を潰す。

 有名女子高に進学が決まった直後に両親が夜逃げ、通うことになった公立高校にもなじめない。叔母からは食事も与えられず、地獄の日々から抜け出したいが、誰も助けてくれない。親切心を装って近づいてくる大人にことごとく裏切られ、傷つき、街をさまよう真由は、ある日、1つ年上のリオナと知り合う。リオナも中学生のときに家を出て以来、転々とした生活を送っていた。その夜、リオナが世話になっている大学生・秀斗の部屋に転がり込むが……。

 虐待や性暴力、JKビジネスなど、過酷な人生を強いられた少女たちの現実をリアルに描く長編。

(朝日新聞出版 800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    和久田麻由子の日テレ新番組は厳しい船出…《NHKだったから良かっただけのアナ》とガッカリの声

  2. 2

    国会前デモ「ごっこ遊び」揶揄で炎上の高市チルドレン門寛子議員 被害者ヅラで取材依頼書さらし“火に油”

  3. 3

    Adoの初“顔出し”が話題 ミステリアス歌手の限界と20年非公表の「GRe4N BOYZ」との違い

  4. 4

    TBS「テレビ×ミセス」のスマスマ化で旧ジャニ不要論が加速 “体を張るイケメン”の専売特許は過去のもの

  5. 5

    目黒蓮のGW映画もヒット確実も…新「スタート社の顔」に潜む “唯一の落とし穴”

  1. 6

    「自転車1メートル規制」で渋滞発生 道路交通法改正とどう付き合うべきか

  2. 7

    中居正広氏の公式サイト継続で飛び交う「引退撤回説」 それでも復帰は絶望的と言われる根拠

  3. 8

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  4. 9

    宮舘涼太は熱愛報道、渡辺翔太はSNS炎上、目黒蓮は不在…それでもSnow Manの勢いが落ちない3つの強み

  5. 10

    佐々木朗希に芽生えた“かなりの危機感”…意固地も緩和?マイナー落ち、トレード放出に「ヤバいです」