「キッズライクアス」ヒラリー・レイル著 林真紀訳

公開日: 更新日:

 自閉症スペクトラム障害の高校生、マーティンと母、姉の3人は、パリに到着した。映画監督である母の仕事のため、フランスで夏休みを過ごすことになったのだ。マーティンは、これは本来、自分のあるべき姿になるチャンスだと思う。

 ロサンゼルスでは療育センターに通っていたのだが、フランス語を学ぶために田舎町のリセに入学した。その教室で視界に飛び込んできた少女、ジルベルトを見て、マーティンは金縛りになった。彼女は「失われた時を求めて」の中で、マルセルが「フィエットゥ」と呼んだ少女だ。ジルベルトとマーティンは別々の時代の別々の場所からやってきたということを互いに知っている。

「普通」になろうと葛藤する少年の日記。

(サウザンブックス社 2400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?