「弱い者(もん)らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる」スージー鈴木著

公開日: 更新日:

「弱い者(もん)らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる」スージー鈴木著

 1979年、中1になった「僕」は、欠席した同級生のヤスダの家にプリントを届けに行った。アパートの2階の部屋で、ヤスダは「どん兵衛」を食べていた。テレビはなく、AMラジオから八神純子の「想い出のスクリーン」が流れていた。「俺な、この曲、気に入ってるねん」と言うので、僕はラジオでこの曲をテープに録音してヤスダに渡した。

 翌日からヤスダは学校に来なくなり、夜逃げしたという噂が流れた。1週間後、ヤスダの家に行ったら本棚にテープが残されていた。もしかしてラジカセを持っていなかったのでは……。

 さまざまな曲を背景に、貧困や差別をみつめながら生きる少年を描く。

(ブックマン社 1760円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子×テレ東イケメンアナ“お泊り愛”の行方…女子プロは「体に変化が出る」とも

  2. 2

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  3. 3

    ヘタクソ女子プロはすぐバレる!ツアー史上最短「98ヤード」の15番のカラクリ

  4. 4

    サバンナ高橋茂雄いじめ謝罪のウラ… 光る相方・八木真澄の“ホワイトナイト”ぶり 関西では人柄が高評価

  5. 5

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  1. 6

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  2. 7

    SixTONESが日テレ「24時間テレビ」出演発表で次に“熱愛”が撮られるメンバーとファンが喜べない事情

  3. 8

    犯人探しはまだまだ続く? 中山功太案件“解決”で強まる「パンサー尾形の件は誰なの?」の疑問

  4. 9

    小結高安を怒らせた? 横綱豊昇龍が初日黒星でいきなりアクシデント→休場の自業自得

  5. 10

    消えないナフサ供給不安、現場にはモノ届かず…高市首相4.16明言「目詰まり解消」はやはり大ウソだった