病院ロケができない? 徳洲会事件にTV・映画業界が困惑

公開日: 更新日:

 実際、この病院では、そうそうたる人気作品がロケを行っている。現在放送中のドラマでは、椎名桔平主演の「刑事のまなざし」(TBS系)。前クール放送作品では、小泉孝太郎主演の「名もなき毒」(同)で使われた。NHK連続ドラマ「あまちゃん」で主人公アキの親友ユイの父親(平泉成)が入院した病院だったのは、知る人ぞ知る話だ。インターネットサイト「ドラマ・映画ロケ地ガイド」でさらに調べると、松嶋菜々子「救命病棟24時」(フジ系)や坂口憲二「医龍」(同)、草彅剛の主演映画「任侠ヘルパー」もロケをしている。

 使用中止について、東京西徳洲会病院に聞いた。

「これまでドラマや映画ロケに使用を許可していたのは7階です。もとは療養棟でしたが、医療制度変更で数年前に病室として使えなくなり、フロアまるごと空いたからです。ロケのスタッフが代表して1名、人間ドックを受診していただくことが、使用料がわりでした。10月以降、その7階に新たな病室がオープンし患者さんが入院されたため、ロケを中止しました。建物の外観をロケで使用することについては、今後も対応していきます」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」