殺人鬼も茶髪チャラ男も 染谷将太に「第2の役所広司」の声

公開日: 更新日:

映画「WOOD JOB!」主演

 公開中の映画「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」で主演を務める染谷将太(21)が一皮むけたと話題である。演じたのは、都会育ちで大学受験に失敗してもノンキな現代っ子だ。友人とバカ騒ぎした帰り道、パンフレットに載っていた美人(長澤まさみ)につられて携帯電話もつながらない山奥で林業研修に参加。林業家として成長していく姿が描かれている。

 染谷といえば、これまで殺人鬼や心に闇を抱えた役など陰のあるキャラクターの印象が強い。中でも、その名を世間に知らしめたのが映画「ヒミズ」(11年)。普通の大人を目指しながらも虐待する父親を殺害する役でベネチア国際映画祭最優秀新人賞を受賞した。映画「悪の教典」(12年)では成績優秀な大麻常習者の高校生役で日本アカデミー賞新人俳優賞を獲得。ドラマ「みんな!エスパーだよ!」(テレビ東京系)では平凡な高校生を演じていたが、今回のように年相応に茶髪でチャラチャラした青年役は珍しい。教室で彼女の肩を抱いてキスを迫ってフラれるヘタレっぷりは新鮮そのものである。

■「脱・園子温」に成功

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償