バンド「クラフト」三井誠さんは“あの有名ソング”の作曲家

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 さだまさし作詞作曲で75年にリリースされた「僕にまかせてください」は、日本テレビ系のドラマ「ほおずきの唄」の主題歌として茶の間に流れ、大いに売れた。歌っていたのは男性4人組の「クラフト」だ。同グループは同じくさだの手による「さよならコンサート」もヒットさせた。ボーカルとギターを担当した三井誠さん(63)は今どうしているのか。

■「ヒットしても、正直こそばゆい感じでした」

「クラフトは日本のウエストコーストロックを目指したバンドですから、『僕に──』はいささか違和感がありました。だって、あの曲、フォークじゃないですか。でも、間違いなくクラフトの代表曲、さだクンには感謝してます」

 東京・銀座の喫茶店で会った三井さん、まずはこう言った。

「さだクン」……。

「当時、同じ事務所に所属し、ボクの方が年上でしてね。さだクンのグレープと一緒に地方を回り、刺激し合ったもんです。ただ、クラフトはとんと売れず、事務所のディレクターがさだクンに“クラフトのために曲を作ってくれ”と頼み、結果、できたのが『僕に──』でした。だから、ヒットしても、正直こそばゆい感じでしたね」

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