30歳までバイトで生計 俳優・小市慢太郎は”脇役界の星”

公開日: 更新日:

「あまちゃん」や「半沢直樹」以降、たしかな演技力をもつ劇団や舞台出身のバイプレーヤーがテレビドラマの世界を席巻している。遠藤憲一、古田新太松重豊、生瀬勝久、吉田鋼太郎滝藤賢一などはすでに主役級の活躍を見せているが、今年、ブレーク確実といわれるのが、どこか見覚えのあるダンディーな白髪男、小市慢太郎(46)だ。

 あまちゃんにも半沢にも出演していないが、知る人ぞ知る実力派として昨年だけで10本以上の映画やドラマに出演。しかし、誰もが“これ”と思い浮かぶ代表作が“ない”のも名脇役ゆえだろう。

「バイプレーヤー読本」(洋泉社MOOK)で小市にインタビューしている田幸和歌子氏が言う。

「演じる役でまったく別の顔になり切れるのが、俳優・小市慢太郎の最大の魅力です。ヒールだろうが、気のいい主人公の父親だろうが、どんな役柄にも染まることのできるカメレオン俳優。荒川良々や古田新太のように本人のキャラが立ち、作品のアクセントになるようなタイプではありません。だから、見る人によって印象が異なる。演技派揃いの舞台出身俳優の中でも、とりわけ玄人筋の評価が高い」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず