帰ってきた「三匹のおっさん」 原作尽きオリジナル作品で勝負

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 前シリーズ最終回の視聴率がテレビ東京には珍しく12.6%という好結果。北大路欣也(72)、泉谷しげる(66)、志賀廣太郎(66)という“おっさん”3人の主要キャストで、昨年の「東京ドラマアウォード」特別賞を受賞したドラマ「三匹のおっさん」が4月から「三匹のおっさん2~正義の味方、ふたたび!!~」として帰ってくる。宣伝担当者は「痛快な立ち回りはより痛快に。ほっこりする人間ドラマはより深くジーンと感動するようにパワーアップさせますよ」と腕を撫すが、関係者によると“ちょっと特別な事情”があるらしい。

「前作で原作のほとんどを使い果たし、残り2本しか残ってないのです。そのため、今回はほとんどが書き下ろしのオリジナル作品になる。もちろん、原作者の有川浩氏とは綿密に打ち合わせをしていますが、たとえば今回は前作から1年経ったという設定で、3人の年齢は60歳から61歳になるなど、ちょっとずつ手を加えてます。これがコアな原作ファンに受け入れられるか、微妙なところです。テレ東としては数少ない“金のなる木”だけに制作スタッフは今からドキドキでしょう」(ドラマ関係者)

 ちなみに初回放送のストーリーは、3人が住む町にオバケの噂が持ち上がるというもの。そこで、おっさんたちが調査に乗り出すと……。ゲストは竜雷太、鈴木福、谷花音ら。

 オリジナル脚本への変更は吉と出るか凶と出るか?

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