東宝「232億円」プロジェクトの勝算…新宿開業で興行地図一変

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「10日間の興行の動きを見ると、東宝が牽引する格好で新宿の大手シネコン3館の動員数は2~3割程度、増えています。今年のGW映画は『ドラゴンボール』や『コナン』といったアニメ以外にも特に洋画が粒揃いで、ヒット作が目白押し。話題作の『セッション』や『バードマン』を界隈で公開するのはTOHOシネマズのみ。ゴジラヘッドの話題性に加え、公開作品にも恵まれ、追い風が吹いています」

 阪急東宝グループの創業者である故・小林一三の肝いりで始めた新宿コマ劇場。いわば、同地は東宝の原点だ。「是が非でも興行の中核を担う劇場に押し上げる。失敗は許されない」(東宝関係者)と、意気込むのも無理はない。

 総事業費232億円をかけた東宝の大勝負。アジア随一の歓楽街だけに、チャイナマネーの動向も大きなカギになりそうだ。

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