“映画俳優”愛川欽也さんの評価が決まってしまった主演映画

公開日: 更新日:

 愛川欽也さんが15日に亡くなったが、俳優としての活動について意外に報道されていないのを不思議に思った。愛川さんが監督や主演を務めた遺作「満洲の紅い陽」が死去3日後の18日から公開されたばかり。映画への意欲はハンパではなかった。

 菅原文太さんとの共演で知られる75年製作の「トラック野郎」は愛川さんの企画だったといわれる。自主製作の「さよならモロッコ」を前年の74年に手掛けたくらいだから、映画畑での大成功は、ことのほかうれしかったに違いない。

「トラック野郎」で東映における愛川さんの評価がアップし、主演映画が76年に製作される。その映画が「キンキンのルンペン大将」。チャプリンぽいコスチュームにして笑わせようとしたのだが、残念ながらそれほど面白くなかったと記憶する。映画は当時の実力派映画評論家たちから酷評された。この時、本人は相当ショックだったのではないか。

 結局、意外に早い79年に「トラック野郎」も終わった。これで気を落としたかというと、そうではなかった。映画への意欲を失うことはなく、晩年に全開させ、07年から再び自主製作映画を作り始めたのである。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 2

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  3. 3

    白石聖は「豊臣兄弟!」代役から7月連ドラヒロインに大抜擢 “ラッキーガール”にかかる期待とリスク

  4. 4

    和久田麻由子「news LOG」がワイドショー化にシフト…番組コンセプト“置き去り”構成ガラリの是非

  5. 5

    芥川賞作家も貧困を訴える厳しい現実…吉本ばななの赤裸々エッセーが波紋、柳美里も「時々、家の電気が止められる…」の衝撃

  1. 6

    皇室典範改正のタイミングで…愛子さまに「海外留学」説が浮上

  2. 7

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  3. 8

    森保ジャパン21日のチュニジア戦は「勝利が絶対条件」 初戦圧勝のスウェーデンが決勝T進出の脅威に

  4. 9

    任侠界も騒然…当局も確認に走った超大物極道トップの死亡説

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真がファンから支持されるワケ 日本&カナダの“組織票”で球宴スタメンなるか