井手麻理子さん変えたカレン・カーペンターの歌との出合い

公開日: 更新日:

 そんな気持ちが変わるきっかけになったのが2009年。それまでのレコード会社を離れ、初心に帰って、改めて音楽に向き合い、一シンガー、ミュージシャンになりたいと思った。

 その意味は「常に歌っているシンガーになりたい」ということ。フリーになる前はCDをリリースして、プロモーションでライブをやってというペースで歌っていた。それも貴重な経験なので、感謝していますが、ミュージシャンとして音楽を作る、歌っているということが欠落していました。

 そこでコードやアレンジ、音楽理論の勉強とか一からいろいろやってみました。スケジュール管理や移動も、全部自分でやって。それで、とにかくライブをやらないと何もわからないとわかったので、フリーになって1、2年はゲストやセッションを含めて、年間200本近くステージに立ちました。ロックやジャズ、ポップスとかジャンルを問わず。

 そうするうち、カバー曲をチョイスするようになり、改めてカレンの歌う「カーペンターズ」を聴いたんです。

「カーペンターズ」の曲も、レイ・チャールズとかレオン・ラッセルとかが歌っているのを先に聴いていて、カレンの歌う「カーペンターズ」はしっかりとは聴いていなかった。それじゃ良さがわかりませんよね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    【速報】髙橋光成がメジャー挑戦へ!ついに西武がゴーサイン、29日オリ戦に米スカウトずらり

  3. 3

    桑田佳祐も呆れた行状を知っていた? 思い出されるトラブルメーカーぶりと“長渕ソング騒動”

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    大接戦パV争いで日本ハムがソフトBに勝つ根拠…カギを握るのはCS進出に必死の楽天とオリ

  1. 6

    佐々木朗希に浮上「9月にもシャットダウン」…ワールドS連覇へ一丸のドジャースで蚊帳の外

  2. 7

    長渕剛に醜聞ハラスメント疑惑ラッシュのウラ…化けの皮が剥がれた“ハダカの王様”の断末魔

  3. 8

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  5. 10

    総裁選前倒し訴え旧安倍派“実名OK”は3人のみ…5人衆も「石破おろし」腰砕けの情けなさ