井手麻理子さん変えたカレン・カーペンターの歌との出合い

公開日: 更新日:

 1999年、ドラマ「危険な関係」(フジテレビ系)の主題歌で、イギリスのユニット“ユーリズミックス”の「There must be an angel」をカバーしてヒットさせた井手麻理子さん(39)。「彼女の歌と出合わなかったら、今の私はない」と語るのは世界的な人気歌手――。

 リチャードとカレンのカーペンターズ兄妹。世界的にヒットした「遥かなる影」や「イエスタデイ・ワンス・モア」は誰もが知っている「カーペンターズ」の名曲ですよね。私はある時まで、とくにカレンの素晴らしさをずっと理解しないまま歌ってきました。

 もともと、ソウルとかファンクとかブラック・ミュージックが大好きで、21歳のとき、「avex STARGATE AUDITION」でグランプリを受賞。デビューした当時は黒人の素晴らしいパワー、リズム感、声量、アドリブに強く憧れて、黒人シンガーのように歌うことを目指していました。

 でも、それってないものねだり。日本人と黒人ではそもそも骨格や体格が違うから、いくらマネしても同じようには歌えない。私ずっと葛藤して強いコンプレックスを抱き続けました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    【速報】髙橋光成がメジャー挑戦へ!ついに西武がゴーサイン、29日オリ戦に米スカウトずらり

  3. 3

    桑田佳祐も呆れた行状を知っていた? 思い出されるトラブルメーカーぶりと“長渕ソング騒動”

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    大接戦パV争いで日本ハムがソフトBに勝つ根拠…カギを握るのはCS進出に必死の楽天とオリ

  1. 6

    佐々木朗希に浮上「9月にもシャットダウン」…ワールドS連覇へ一丸のドジャースで蚊帳の外

  2. 7

    長渕剛に醜聞ハラスメント疑惑ラッシュのウラ…化けの皮が剥がれた“ハダカの王様”の断末魔

  3. 8

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  5. 10

    総裁選前倒し訴え旧安倍派“実名OK”は3人のみ…5人衆も「石破おろし」腰砕けの情けなさ