トークの質も落ちず マツコ人気を支える“弱者”に優しい毒舌

公開日: 更新日:

 もはやオネエ界のトップどころか、タレント界のトップに君臨している。9本のレギュラー番組に出演するだけでなく、アイドルや人気女優に混ざって“女性”タレントCM起用社数ランキングにも登場し、マイボイスコム社の“男性”タレント好感度調査ではついに1位常連の阿部寛を抜いて首位に躍進してしまった。

 実際、マツコの影響力は凄まじく、番組中での発言はすぐにネットに反映され、絶賛のコメントが並ぶ。「マツコ&有吉の怒り新党」では「就活時の不採用通知に書かれている『ご健闘を祈ります』のひと言にイラッとする」という投稿を「それが世の中ってもんよ」と一刀両断すると、「正論過ぎる」などと称賛され、「5時に夢中!」では仕事で頑張るより趣味に生きるという若者を「死に物狂いの時期が3~4年あるとその後の人生が変わる」と批判し、これも「カッコよすぎる」などと全面的に共感された。もはや毒舌家というより人生の師匠ともいうべき存在になっている。

 それでもマイノリティー側からのコメントという姿勢はテレビデビュー時から変わらない。「アウト×デラックス」で「奇跡的に私を愛する女性に現れてほしい。子供を産んでほしい」と意外な“パパ願望”を漏らしたかと思えば、「怒り新党」では巨体過ぎて「死んだら、火葬場に入らない」と嘆き、多くの共感を得た。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」