中村泰士さんの酒流儀 「カッコよく飲む」が「うまい酒」

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 足しげく通ったのは東京プリンスホテル、東京ヒルトンホテル(現ザ・キャピトルホテル東急)、ダイヤモンドホテルのメーンバー。1ドル=360円の時代。一流ホテルのバーでさえ「サントリー角瓶」が主流で、ワンショットいくらだったか知らないけど、すごいぜいたくさせてもらったもんだね。

 そんな酒歴があるから、今でも「どうせ飲むならうまい酒」。

 まず挙げたいのは「ジョニー・ウォーカー ブルーラベル」。これは「ジョニー・ウォーカー」ブランドの最高峰で、僕が愛飲するのはアルコール度数43度の旧ボトル。40度の現行ボトルもおいしいんだけど、芳香といい、落ち着いた飲み口、まろやかな味わいは数段上だね。

 次は「ロイヤル・ハウスホールド」。20年ちょい前までは定冠詞の「THE」がついていた元英国王室御用達。世界中で英国王室、英・ハリス島のローデルホテル、そして日本でしか飲めないことでも有名なんだ。

 なぜ、日本でも飲めるのかというと、昭和天皇が皇太子時代に訪英された際、英国王室からプレゼントされ、以来、皇室マターとして日本での販売が特別に許可されたってエピソードがある。結構いい値段だし、賛否はあるけど、これも僕のお気に入り。

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