15年テレビの“びっくり” コラムニスト桧山珠美が振り返る

公開日: 更新日:

コラム【桧山珠美「あれもこれも言わせて」】

 今回は、この一年、テレビが伝えたヒト・モノ・コトを振り返りたい。題して「2015 びっくりぽん!アワード」。

 最初のびっくりぽんはNHK大河「花燃ゆ」。安倍首相のお膝元を舞台にした“接待ドラマ”という陰口も叩かれたが、フタを開けてみて、アレレ。「イケメン大河」だの「幕末男子の育て方」だのと女子供ウケを狙い過ぎてドツボに。その結果、「平清盛」と並ぶ平均視聴率12.0%というワーストに。そもそも吉田松陰の妹という無名人を主役にして勝算があると思ったのが不思議。

 続いて「三船美佳高橋ジョージ離婚騒動」。おしどり夫婦で知られていた2人が破局していたとは! この話題が出るやいなや、気のせいか妻・美佳の番組出演が増えて焼け太り状態。どこかの番組で夫・ジョージの自炊姿を見せていたが、その背中のもの悲しさといったら。捨てられた夫の哀れを全国の視聴者に見せつけたことで、ああはなりたくないと妻のご機嫌をうかがい、萎縮する夫が増加したとかしないとか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン