SMAP騒動どこ吹く風 ジャニーズ傘下会社の映画事業が好調
新作3作品では「ピンクとグレー」が100スクリーンに満たない劇場数ながら、興収で6億~7億円が見込まれる。文句ないヒットだ。公開4週目の現在もなお、新宿や渋谷のシネコンでは若い女性たちで満席状態が続いていると聞く。
俳優たちのこれらの映画出演は、SMAPの活動とはまったく違う別動部隊だ。地味なところもあるが、そこからSMAPを超える俳優が生まれてくる可能性もある。映画が担う、この何段構えかの厚手の俳優戦略こそ、同事務所の真骨頂であろう。
(映画ジャーナリスト・大高宏雄)