“ショーンK騒動”で疑問 テレビ局「身体検査」の実態は?

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 波紋が広がっている経営コンサルタント、ショーン・マクアードル川上氏(47)の経歴詐称問題。イケメンコンサルの“素顔”には驚いたが、それと同時に、疑いもせず番組出演させていたテレビ局にもビックリだ。コメンテーターを起用する場合、テレビ局は“身体検査”をしないものなのか。医者や弁護士などの文化人コメンテーターを多数擁するあるプロダクション幹部が言う。

「キャスティングをお願いする際は我々がタレントの経歴書を持参するわけですが、その内容について後日、テレビ局から“調べたところ、経歴は本物でしたね”と言われたことは、これまで一度もありません。つまり、プロダクションが持ち込んだ経歴書はそのままうのみにしているということです。すでに他局が使っている人を二番煎じで使う場合はなおさら疑問にも感じないでしょう。その代わり、事務所はキッチリとチェックします。特にテレビ局とつながりの深い大手プロは、ほかのタレントにも影響が及びますので、慎重に調べるはずです」

 ショーンが所属していたのはテレビというより、ラジオのDJを多く擁する事務所。ショーンもメディア露出のスタートはラジオだった。そこから、まさか経済評論まで進出するとは考えず、当初のチェックが甘かったのかもしれない。

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