(4)「マンモ検診」と「超音波検診」のメリットとデメリット

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 自治体の住民検診での乳がん検診は、40歳以上の女性を対象に2年に1回、基本的にはマンモグラフィー検査となっている。

 マンモグラフィー検査は、しこりや石灰化の病変を検出しやすいが、画像が乳腺も、がんも、どちらも白く写るため、がんとの見分けがつきにくい。とくに日本人女性は乳腺濃度が濃い高濃度乳房が多いため、マンモグラフィーではより一層白く写り、がんを見落としやすくなってしまう。

 それでは、なぜマンモグラフィー検査が標準になっているのだろうか。その理由は、単独で科学的に死亡率減少効果が証明されている唯一の検査法だからである。英国、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカ、カナダなど先進国でも一般住民に対する対策型の検診はマンモグラフィーを実施している。

 ただ、欧米では日本人女性のような高濃度乳房は多くない。ちなみに、日本人の場合、マンモグラフィー検査によるがん発見率(検診の受診者のうちがんが発見された人の割合)は0.32%、陽性反応的中率は約3%(検診で陽性と判断され精密検査が必要とされた人の中で実際にがんが発見された人の割合)である。

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