バンクーバー五輪銅メダル加藤条治さんは連盟スピードスケート副強化部長 企業とアスリートをつなぐ活動にも協力中
加藤条治さん(スピードスケート銅メダリスト/41歳)
日本人選手のメダルラッシュに沸いたミラノ・コルティナ五輪。スピードスケートの実況解説を務めた加藤条治さんは、五輪に4度も出場し銅メダルを含め、全大会で6位以内入賞を果たしたレジェンドだ。4年前に競技の一線から退き、仙台に暮らしているという。
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「引退するまでは競技のために長野を拠点にしていたのですが、引退し長野にいる必要はなくなりました。僕は山形の出身なので、将来的には生まれ育った地であり、両親もいる東北に戻り、東北のスポーツ界を盛り上げたいと思っていました。それで、引退を機に、東北のなかでも断然、移動に便利な仙台に転居しました」
仙台では何を?
「仙台から北海道や青森・八戸へ出かけて行き、日本スケート連盟スピードスケート強化部の運営に関わっています。副強化部長を務めているので。あとは連盟管轄の大学生世代のチームの責任者としての活動や講演、2月17日まで開催されていた国民スポーツ大会『青の煌めきあおもり国スポ・障スポ』の青森県のスピードスケートスーパーバイザーを務めていたので、八戸に定期的に通って指導していました」
昨年4月には、現役時代の恩師の後輩が立ち上げた、企業とアスリートをつなぐ企業「KakeHashi」に協力しているという。
「人材紹介にとどまらず、企業に求められる能力をアスリートが身につけられる教育もしていきたい。まだ情報収集の段階なのですが。僕自身が引退したとき、その後のビジョンを何も描いていなくて戸惑ってしまった。金銭的にも正直苦しい。セカンドキャリアに苦労することは、現役時代から聞いていたものの、まあ何とかなるだろうと甘く考えていました。でも、セカンドキャリアのために競技に集中できないようでは、トップアスリートをめざす人は減ってしまう。そこを何とかしたいと思っています」


















