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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

劇的に変化する世界のマラソン 「テレビを離れたランナー」はこれから沿道とどうつながるのか

公開日: 更新日:

 今年も総勢7万人が参加した香港マラソン(1月18日開催)は、地元居住者限定のボーナスで知られていた。

 3時間(女子は3時間半)を切った全員に1万香港ドル、約20万円! ところが、昨年から1000香港ドルに減額され、代わって、男子は大会記録(2時間9分20秒)を破った全員に1万2000米ドル(約187万円)、サブテン達成に8000米ドル、2時間11分以内に5000米ドル。女子は大会記録(2時間26分13秒)、2時間27分、2時間28分30秒達成で、同額のボーナスが設定された。

 世界は素早く反応し、賞金狙いのアフリカ勢が倍増した。地元関係者は、アジア系代理人が活発に動いているという。

 1月末、東京マラソン財団の早野忠昭理事長はサウジアラビアにいた。リヤドマラソンはまだ第5回だが、参加者は男女で5万人を超えた。数年前から、東京の成功を見たアラブ諸国から財団への問い合わせが多い。香港の賞金変更と同様、新たな主催者は、マラソンは少数エリートだけでなく広範な大衆の舞台という、都市構想につながる意図を抱いている。日本のお家芸も変わった--。

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