ショーンKも起用…三菱自の失墜を予期させた2本のCM騒動

公開日: 更新日:

 スリーダイヤを冠した名門企業の不祥事は、業界再編の呼び水となる可能性すら出てきた。その裏では「あの2つの騒動は“波乱の予兆”だったんじゃないか」(広告代理店関係者)というヒソヒソ話が聞こえてくる。

 燃費データ偽装に直接関わるわけではないが、実はこの春、三菱自動車にまつわる2本のCMでゴタゴタが起こっているのだ。ひとつは経歴詐称で“引退”に追い込まれたショーンK(48)にまつわる話。三菱自はショーンを絶賛売り出し中のハイブリッド車「アウトランダーPHEV」のCMキャラクターに起用していたため、「三菱自はリサーチ力が低い」「三菱自もだまされた」などとヤユされ、ケチがついてしまったのだ。

 もうひとつは韓国での話。三菱自は中国版CMの広告モデルに韓国の人気女優ソン・ヘギョ(34)を抜擢し、出演オファーしたが、日韓の歴史問題などを理由に断られたというもの。一連の出来事が明らかになった4月半ばには、複数の韓国と中国メディアが〈グループ会社の三菱重工が日本の植民地時代に朝鮮人を強制徴用した戦犯企業だから〉などと報じる事態に。とまあ、立て続けにネガティブな話題で世間の注目を浴びることになってしまったのである。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗