女の「23時台ニュース戦争」 雨宮塔子TBS“出戻り”で激化

公開日: 更新日:

 自分の“武器”を最大限に生かしたデビュー戦となった。25日から「NEWS23」(TBS系)のキャスターに起用される雨宮塔子(45)がひと足早く、18日の同番組に仏パリから生出演。緊急取材と題し、ニースで14日(日本時間15日)に起きたテロを流暢な仏語でリポートした。

「来週から本格的に加わっていただける雨宮塔子さん」と、敬語で“身内”を紹介する星浩キャスター(60)の振りはともかくとして、取材VTRではパリッと糊のきいた白シャツで清潔感を打ち出した雨宮の姿は、好感度大。胸の谷間が見えそうで見えないというシャツの開襟具合も、おフランス仕込みなのだろう。控えめメークにややコケた頬、画面映えする美貌は相変わらずだなあ……と、見入った視聴者は少なくないはずだ。

 テレビの世界から離れて15年以上。花の都パリで2人の子供を育てる“セレブ主婦”からの転身だが、アナウンススキルもブランクを感じさせなかった。上智大教授の碓井広義氏(メディア論)はこう評価する。

「現地リポートもパリからの生中継も、終始落ち着きのあるしゃべりが印象的でした。表情ひとつとっても、カメラ用につくられたものではなく、現地の人々が抱えている憤りや不安を肌感覚で理解しているように見受けられた。TBSの局アナ時代は本人の意思とは別に、アイドル的な扱いをされていたかと思いますが、当時のTBSにはまだベーシックなアナウンススキルを叩き込む文化や風潮が残っていたはず。くしくもそれを証明した格好にもなりました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  4. 4

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  5. 5

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  1. 6

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  2. 7

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  3. 8

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  4. 9

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  5. 10

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 8

    ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

  4. 9

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  5. 10

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明