著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

高畑淳子「謝罪会見」の涙の意味は? 被害者を無視の声も

公開日: 更新日:

 法曹関係者に聞くと、「被害者にも家族や友人がいる。まともに会見を見れば、周囲や被害者の気持ちを無視した不愉快な会見だったろう」という。確かに、気丈に対応しながらも涙した高畑だが、その多くは愚かな犯罪をした息子に対する涙だったように見えた。9月から予定していた舞台についても高畑は「舞台をお見せすることが私の贖罪だと思う」と語った。ここでも使った「贖罪」とは「罪滅ぼし」の意味。舞台に立つことが被害者に対しての罪滅ぼしだろうか?

 高畑自身の仕事と成人した息子の犯罪は別問題。仕事は使う側の判断でもある。被害者の心情を考えれば、自らしばらく謹慎する選択肢もあったのでは。すべての質問に答えた姿勢は評価されても、「被害者もいますので」と言葉を控えてもいい部分もあったように思う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル