ワイン党うじきつよしさん イタリアで悟った日本酒の魅力

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 現地のコーディネーターのイタリア人がとにかくワイン好きで、ランチの時も「これがイタリア流」と言いながら水代わりに飲んでる。夜は夜で「俺の体はワインでできている」なーんて言っちゃってグイグイ。ついていけないほどピッチが速いし、量もハンパじゃない。

 それで何日目だったか、「このワインはうまいぞ、飲め飲め」に付き合いきれず、限界超えてるなって思ったから、「もう俺はいらない」って言ったら、「明日は明日のワインが待っている。遠慮するな」って……。さすがの僕も翌日はロケどころじゃないくらい強烈な二日酔い。ただ、張り合った手前、気持ち悪いのはおくびにも出さず、ニコニコしながらキャメラの前に立ちましたけどね。

 ところが、彼は本当にケロッとしてる。その時ハタと気がついた。「僕の体は米でできているんだ。ワインでは負けても日本酒だったら張り合える」――。帰国後、改めて日本酒を飲んでみると意外なほどおいしいじゃないですか。知らなかっただけだったんです。違いを言うなら、ワインやウイスキーは自分の体とは別物だけど、日本酒は飲むと一体化して、細胞の隅々にまでアルコールが染み込んでいく感じかな。

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