“通信教育生”自認 吉田照美に刻まれたビートたけしの金言

公開日: 更新日:

 番組は毎週欠かさず聴きました。そして、たけしさんがビッグになるにつれて弟子が増え、“たけし軍団”ができた。その時はできることなら軍団に入りたいと思ったほど。そのくらい、たけしさんの番組を全部見てのめり込みました。

■趣味の油絵を描くきっかけに

 85年にフリーになってテレビに進出し、ある週刊誌の取材を受けた時に「たけしさんのファン」と言うと、記者から「これからたけしさんの取材なので行きますか」と言われて、たけしさんが経営していた飲食店までついていきました。その時初めて会って挨拶。それを縁に店の大将と親しくなり、通うようになりました。その頃はたけしさんが「オールナイトニッポン」やテレビで僕の名前を言ってくれたり「オレたちひょうきん族」にチラッと出させてもらったり。うれしいことが続き、自分のことを“たけし軍団の通信教育生”と思ったくらい。

 ある夜、店で偶然お会いしたら「こっちこっち」と席に呼んでくれて、1時間くらい話してくれた。

「こういう仕事やってる人間てのは、いっぱい逃げ場をつくっておかなきゃいけない」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」