サカイCMの名脇役・徳井優を変えた井筒監督“小田原事件”

公開日:

「引っ越しのサカイ」のテレビCMで知られる名バイプレーヤーの徳井優さん(58)。長い下積み時代からの恩人は映画監督の井筒和幸さん(64)だ。

 ◇  ◇  ◇

「いっぺんでいいからな。おまえの思う通りに思いっきりやれよ」

 その大きな声は激しい怒りを通り越して、諭すようなニュアンスもあったように思います。忘れもしませんわ。1991年6月の小田原。ある時代劇映画の夜間ロケの出来事です。声の主は井筒監督。僕は足軽役で敵兵の死体から奪い取った戦利品を抱え、うれしさのあまり欣喜雀躍するシーンでした。

 撮影のテストが始まったのが夕方5時ごろ。本番開始が夜9時すぎ。3、4分の長いワンシーンのワンカットの撮影で、僕がキーマンやったのにカチンコが鳴って、すぐにカット! カット! 長回しやから初めの方がよくても後半の途中でカットがかかり、また最初からやり直し。「違う」「面白ない」「芝居くさい」……。何十回、カットがかかったか覚えてないほどダメ出しをくらい、日付が変わってもまだダメ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  2. 2

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  3. 3

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  4. 4

    19歳ガングロで起業し注目「ギャル社長」藤田志穂さんは今

  5. 5

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  6. 6

    高校68本塁打 早実野村プロ入り決意の裏にソフトB王会長

  7. 7

    大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌

  8. 8

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  9. 9

    「黄昏流星群」も フジドラマ放送前に打ち上げ続々のワケ

  10. 10

    “猫の目”打線にも順応 ソフトB中村は打順を選ばぬ仕事人

もっと見る