再出発も…オフィス北野が抱える「軍団」という不良債権
■「たけし軍団だから心配」の声
つまり、たけし軍団は一部を除いて森社長の下、オフィス北野で心機一転、再出発というわけだ。古参の枝豆は「大丈夫! たけし軍団ですから」と意気軒高。鉄の結束を誇る軍団の巻き返しに期待する声もあるのだろうが、業界内では「たけし軍団だから心配」という声の方がより説得力を持つはずだ。
そもそも、オフィス北野は大黒柱であるたけしの離脱とともに、30余人いた社員を全員解雇して規模を縮小して再起を図ることを明らかにしている。しかしながら「これまでが好待遇だった反動で給与など条件面が下がりすぎて、残る社員は5人もいないのでは」(芸能関係者)とも。これでは適切なマネジメントなど不可能に近い。
更にいえば、一連の騒動でたけし軍団がかつてないほど注目されはしたが、軍団メンバー自体のタレント性が増したわけでも仕事が増えたわけでもない。だいたい軍団がたけしに頼らずとも自前でカネを稼げる売れっ子集団ならば、こんな騒動にはなっていないのである。つまり、問題は何も解決していないどころか、状況は悪化。いや、お先真っ暗なのである。