著者のコラム一覧
クロキタダユキ

ワイルドシングス(1998年、米国)

公開日: 更新日:

 イケメン高校教師サムがセクシー女子高生をレイプ。サムは無実を訴えるが、被害者の母親は元セフレで町の権力者だ。娘がレイプされたことに激怒し、逮捕され、裁判に。窮地に陥ったサムに同僚教師が投げた言葉がコレ。

 釣り好きの同僚は、かつてサムに「そんなに魚を食うと、死んでしまうぞ」と言われたことを皮肉ったのだ。昔の大映ドラマ韓流ドラマのように、とにかく大どんでん返しが続く。誰が犯人かと推理しながら見ていても、最後まで黒幕が分からない。

「アウトサイダー」のマット・ディロンがサムを演じ、横暴な刑事を「フットルース」で有名なケビン・ベーコンが好演する。2人とも青春スターだったのに、いまや憎らしいほどの悪人面で、ホント、くせもの役者だ。

 信用できない貧乏弁護士を「ゴーストバスターズ」で名前を売ったビル・マーレイが軽妙に演じるのも一興だし、ボンドガールのデニス・リチャーズが美乳を披露して、レズや3Pに挑戦するのも必見だ。

 男なら、この美乳を拝むだけでも満足だろう。

 ギャルと一緒に自宅で酒でも飲みながら楽しんだら、1時間40分でエンドロールが流れたときには、そのオッパイに吸いつきたくなるはず。お薦めのB級官能サスペンスだ。

【連載】セリフ1つ読む映画

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…