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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

ピース又吉直樹のぶっ飛んだ発想を支える大喜利的な思考法

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 番組では、マスカルポーネクリームの上に薄いあめ細工がのったオシャレなスイーツをお題に、それを何かに例えて短歌を詠むことに。あめ細工は最初に割って食べるもの。又吉はその部分を「鏡開き」に例え、「はるかなる 2038年の鏡開きは こうなっていた」と詠んだ。これには俵も「すごい発想の飛ばし方」と絶賛。

 又吉は「大喜利ができる力があると色んなところで使えたりはする」(電子メディア「cakes」18年3月17日)と言う。エッセーでも小説を書くときも一緒。この短歌でもそうだろう。

 そして「大喜利の答えはお題の中にある」と。例えば一発ギャグを考える時、「会場にいるお客さんが全て笑う一発ギャグをやりなさい」というお題の大喜利が出たつもりで考えていく。

 お題が広すぎると思えば、自分でお題に設定を付け加える。例えば「ロマンチックな」を勝手に付け加えて、「会場にいるお客さんが全て笑う、ロマンチックな一発ギャグ」と。そういう思考法だ。

 その上で彼が一番やりたいのは、仮に「お茶」というテーマの文章なら、「それを読んだヤツの『お茶』観がちょっと変わっている」(同18年4月2日)ことだと言う。

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