てれびのスキマ 戸部田誠
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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年福岡県生まれ、静岡育ち。福島在住の会社員時代、お笑い、格闘技、ドラマなどをこよなく愛する〝テレビっ子〟をこじれせ、「てれびのスキマ」というブログを開始。その独特な観察眼が水道橋博士などに評価され、新進気鋭のテレビライターとなる。「タモリ学 タモリにとって『タモリ』とは何か?」(イースト・プレス)、「コントに捧げた内村光良の怒り」(コア新書)など著書多数。

「人間にとっての恥は立派になること」と語るタモリの美学

公開日: 更新日:

「自分史って言葉、大嫌いなんだよね」(タモリ/テレビ朝日「タモリ倶楽部」5月4日放送)

 ある文庫本の裏表紙にある「自分史上最高の――」などという“ウラスジ”を紹介中、タモリ(72)が、わざわざ割り込んで漏らした言葉を今週は取り上げたい。

 タモリの座右の銘が「適当」であることは有名だ。他にも「現状維持」「俺は努力ということをしない」などを挙げることもある。共通することは「頑張って向上する」ということを拒否した言葉だ。

「なんかいつも、みんな何年後かに私はこうなりたいとかいうでしょ。目標を持って努力して頑張ることが、いいことのように言うけど、いつも違和感があったんだよね」(フジテレビ「エチカの鏡」09年2月1日)

 タモリは意外なことに中学の時、短距離走の選手になりたかったという。だが、いくら努力してもライバルに勝てなかった。そこで悟るのだ。世の中には努力ではどうにもならないことがあるのだと。

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