理不尽を経たバイト生活 先行きの不透明さに対する保険

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 先日、「アウト×デラックス」(フジテレビ系)に出演した際、俳優だけでは食っていけず、大手通販会社のオペレーターのバイトをしていることを明かした。連ドラ初レギュラーの「コンフィデンスマンJP」(フジ系)のギャラは入ってきたが、すぐさま生活が楽になるわけではない。

「自転車操業なのは相変わらずで、潤ってはいないですね(苦笑い)。今のバイト先がこれまで通り、契約更新してくれるかどうかも怪しい。急な撮影で予定通りにシフトをこなせず欠勤続きになると、勤怠に響きますからね。もちろん、自分の軸足が俳優業なのは間違いないんですが、正直、不安は尽きません」

 上り調子の現状とは裏腹に、ことさら慎重な発言にはワケがある。

「オペレーターのバイトは大学時代もやっていたんです。当時、サークルのたまり場にバイト募集の貼り紙があって、まあ、それを貼ったのは八嶋(智人)さんなんですが、結果、小劇場の俳優たちが一堂に会するコールセンターができた。それはもう、みんな弁が立つもんだから、あれよあれよという間に全国のコールセンターでトップクラスの成績を出すようになったんですが、弁が立つ分、本社の方々から煙たがられ、結局、事業縮小の際、いち早く閉鎖に追い込まれた。仕事で社会の理不尽を感じた最初の出来事です」

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