桧山珠美
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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

絶世の美女にしてツンデレ おじさんには田中道子が必要だ

公開日: 更新日:

 出色だったのは7月29日「路線バスで寄り道の旅」(テレビ朝日系)。徳さんをメロメロにさせたのだ。浜松出身で「浜名湖ボートはよく行きました」とボートレース好きの徳さんの心を掴み、徳さんが自分のパンツを買おうとしていると、「私に買わせてください」とお支払い。「はいてくださいね~いっぱい」と渡すと「(田中を)思ってはきます」と徳さん、ニッコニコ。

 次に女性下着の店の前で「勝負下着選んでください」と徳さんを促し、「私、Tバックしかはかない」と言って興奮させた。真っ赤なレースのTバックを手に鏡の前でポーズを決めると「はいてる姿を想像しちゃったよ」と徳さん。「俺もはいたとこ見せるから君も見せてくれよ」などと、とんでも発言をする徳さんを余裕でいなしていた。

 途中、徳さんのお薬タイムに田中律子から「お薬飲ませてあげて」と頼まれると、「口移しですか」と言って徳さんをドキッとさせ、番組の最後に自分の写真集を渡すという見事なまでのジジ転がしっぷり。

 セクハラだなんだと言われ、おじさんたちは緊張を強いられ、酸欠状態にある。それを逆手にとり幸せな気分にさせてくれる。しかも絶世の美女。願わくはIT社長にだけはつかまらないで欲しい。おじさんには田中道子が必要なのだから。

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