中国人女優・范冰冰さん 消息不明の背景に脱税と暴露合戦

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 范の消息について、中国人ジャーナリストの周来友氏は「国外逃亡しないよう、自宅軟禁状態で連日調査を受けていると思います」とこう続ける。

「彼女は国内外に50社を超える会社を所有、収益を分散していました。中国は登記の場所によって、徴収税率が40%から6%までと極端で、項目が出演料だと税率40%なのに対し、製作費なら10%で済むという“抜け道”もあるなど、脱税映画業界では常識化していたのです。近年、政府は腐敗の一掃を掲げていて、見せしめとして彼女はうってつけの人材。国民は“勧善懲悪”的な感情に傾いています」

■03年に中国で公開された「手機」をめぐって暴露合戦

 暴露の背景には、実は03年に中国で公開された「手機(携帯電話)」という映画が絡んでいるという。テレビ司会者と女性編集者の不倫物語で原案を崔氏が手掛けている。范はこの作品で本格派女優として地位を確立したのだが、崔氏の実体験ではないかという噂が立ち、彼はテレビ局を辞めざるを得なくなった。監督の馮小剛(フォン・シャオガン/60)が今年に入り本作の続編を製作。激怒した崔氏は監督の脱税を暴露したところ、彼女に“飛び火”したというわけだ。

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